女性用風俗レポ➇【完】

2021/3/23 6:24
アダルト日記
女性用風俗レポ➇【完】
ちず　福岡県　43歳

私が電マでイッた時

既に残り時間は6分だった。

事後こそセックスと謳う私は、事後のイチャイチャが大好きで。

相手の腕枕に身を預け、お互いの肌に触れながら雑談したり、または何も言わずに抱き合いながら余韻を楽しんだりするのだが。

私は陣内君には心を開けなかった。

イッたのを確認した陣内君は私の横に沿うのだが。

陣内君の胸に顔を埋めたいとは思えなかった。

そもそもイッて終わって添い寝て。

ふつーやね…

特に何も会話もせず。

腕枕もせず、ピッタリ寄り添いもせず、ビミョーな距離5センチを保ったまま。

陣内君は私の肩をトントンする。

そのトントンがものすごく不協和音で。

寝かしつけようとしてるのか？

頭を撫でたり身体を撫でる事もなく。

肩を指先でトントンするのだ。

ちなみに。

事後つまらない会話ナンバー1は

「眠い？疲れた？」だ。

私はどんなに潮をぶちまけても、どんなに叫んでも乱れても、セックスで疲れたりなんかしたことない。

むしろとっても元気になる。
男性からあらゆるものを搾取しているかのようだ。

余韻を楽しむ為に目を瞑って何も会話をすることもなく浸れるのだが。

その浸ってる姿をみて

駄作エロを展開したヤツほど

「眠い？疲れた？」って言うのだ。

要は他に気の利いた言葉が思い浮かばないのよ。

だから駄作なの。

駄作だからこそ、私も疲れるはずもなく反比例。「あー、今回も駄作やったなー」と、脳内一人反省会を行ってるから、無口なのである。

感じさせすぎてしてやったり感たっぷりに「疲れた？」って言ってくるから

勘違いも甚だしく滑稽である（毒舌）。

結局の所、セックスと言うのは身体の相性もとても大事だけど、事前事後がいかに楽しく過ごせるか。心地よく過ごせるかにかかっている。

早漏でも構わない。またヤリたいより
また会いたい。そんな人に抱かれたい。

陣内君も同程度。

リピートはない。

そもそも女性用風俗なんてこの程度ならば、セフレ探しに邁進した方がよっぽど楽しい。駄作エロにブチ当たっても。

新人で落ち着いた雰囲気の陣内君だから結果こうなったのも分かる。

もっとベテランで女性エスコートに長けてる方ならもっと楽しめたと思う。

だけど上限が見えすぎて。
そこに投資するだけの価値が私にあるかというと、まずない。

私は色んな方とご縁を頂いたけれど。

やっぱり思うのはセックスはセックス。それ以上でもそれ以下でもない。

アスリートや芸能人とかどんなセックスするんやろ？って思うけれど

金玉ぶら下げたタヌキオヤジだろうが、ストイックなイケメンだろうが、やってることは、セックス。

感じ方は違うけど、セックス。

セックスはセックス。

誰がやってもセックス。

当たり前ですが。

なんてゆうか、平等に与えられたものなんだと。

終着点がよーわからんけれど

初の女性用風俗は「ほーーーーーん」ってな感じで終わりました。

　
陣内君にも言いました。
「どうでしたか？初めての女性用性感マッサージは」

「はーーーーんって感じでした」

ラブホから出るのは別々でも一緒でもよくて。

特にする事もないので一緒に出ましょってなったけど

外界に出た時に「手を繋ぎましょうか」と言われ手を取られたのだけど

いやいやいや、私の家、徒歩5分！

めっちゃご近所！！

顔見知りの子どもの下校時間！笑

子ども達の笑い声が遠くで聞こえる！笑

セフレと歩いてても誰に見られても構わないと思うけど

陣内君は嫌だ

見られたくない

あ、すいません、私こっちなんでと。

家とは真逆な道を指し、早々に陣内くんと別れた。

遠回り歩きながら、余韻に浸ることもなく。

すぐにカバンからスマホを取り出し、打ち合わせのアポを取り仕事に何食わぬ顔で向かったのであった。

空を見上げても、清々しさもなく。

大人の階段、登ってみたものの。

歩道橋ぐらいの高さやったなと。

【完】

※1番のクライマックス、パウダーからの膣侵入部分をごっそり省いてる笑

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